こんにちは。IT企業の採用担当です。
当ページをご覧になっている方はこれからプログラミングの学習を始めようと考えている方や、IT業界に就職・転職を考えている方ではないでしょうか。
プログラミングの学習手段としてどのようなプログラミングスクールが良いのか、また、プログラミングスクールを選ぶ手段しかないのか迷っている方。
当ページではプログラミングスクールの特徴や実例、また、それ以外の選択肢についても記載していますので、ぜひ最後までご覧ください。
01
プログラミングスクールとはどういうもの?
IT人材の不足に伴いプログラマーの需要は増える一方であると言われており、
将来性のある職業ランキングにおいてもプログラマーやシステムエンジニアが上位にあります。
プログラミングスクールとは、IT業界において必要な技術やプログラミング言語に関する講座を受講できるスクールのことで、
就職や転職、副業のためなど目的は多様ですが、スキマ時間で自己研鑽ができるため、プログラミングスクールを活用する方も増えています。また、小学校でもプログラミング教育が必須となった影響もあり、就職や転職とは関係なく、興味や知識欲で学ぶ方も増えています。

02
実際のプログラミングスクールの比較表
Aスクール | Bスクール | Cスクール | Dスクール | Eスクール | |
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受講料金 | 169,800円~ | 657,800円~ | 165,000円~ | 41,800円~ | 550,000円~ |
受講期間 | 4~32週間 | 10週間~ | 4~24週間 | 12週間~ | 36週間~ |
習得可能 言語 |
HTML/CSS Javascript、jQuery、Rubyなど |
HTML/CSS Ruby、Javascript、SQLなど |
HTML/CSS Ruby、Javascript、PHP、Javaなど |
HTML/CSS Java、Javascript、PHP、SQLなど |
HTML/CSS Ruby、Javascript、SQLなど |
返金保証 | 転職できない場合、対象コースのみ全額保証 | エンジニア転職で内定が出なかった場合、返金保証あり | 転職できない場合、対象コースのみ全額保証 | なし | なし |
ポートフォリオ 作成 |
あり | あり | あり | あり | あり |
サポート 時間 |
13時~22時 | 14時~22時 | 8時~22時 | 各施設ごと | 11時~22時 |
受講形式 | オンライン | オンライン/対面 | オンライン | オンライン/対面 | オンライン |
転職支援 | 自己分析、 履歴書・職務経歴書添削、 求人紹介 |
履歴書作成、 求人紹介など |
履歴書・職務経歴書の作成、 面接対策など |
求人紹介 | 履歴書・職務経歴書の作成、 面接対策 |

学習したい内容に合わせてコースも分かれていますし、学習期間、料金設定も様々なパターンがあります。
また、無料相談会を開催しているプログラミングスクールもあるので、選択に迷ったら活用してみるのも良いでしょう。
学習の形式としては、いずれもオンライン形式には対応していますが、直接対面で指導を受けたいという方は受講形式もしっかり確認することをおすすめします。
03
プログラミングスクールでよくある失敗例と対策
事例1
目標が定まってない状態でプログラミングスクールに通い始めた
なりたい職種と異なる学習コースを選択してしまうと、 学習する意味が薄れてしまいます。

対策
まずはなりたい職種を理解し、しっかり定めてからコースを選択!
事例2
講師が実務経験のない方で聞けることもカリキュラムのことだけだった
学習内容が実際の業務で通用するのかなどリアルな話を聞けません。

対策
講師ガチャとなるため、どのような講師が在籍しているのか事前の確認を!
事例3
プログラミングスクールに通えば、スキル・知識が得られると思っていた
学習するのが誰のためか、何のためか、意思をもって取り組まなければ必ず失敗します。

対策
テンプレ的なポートフォリオではなく、カリキュラムで出てきた知識以外にも興味をもって環境を構築して試してみるなどプラスワンの要素が必要!

これらの理由により、結果的に無駄な時間を過ごすために
高額な費用を支払ってしまったケースもあるため、
やめとけ・無駄等の批判的な意見も多数あります。
04
プログラミングスクールの選び方と注意点
1
目指す職種に必要な知識・スキルが学習できるか
カリキュラムは自学で学習可能な範囲ではなく、目指す職種に必要な言語や知識に対する実践的な内容であるかは確認必須です。
※目指す職種に必要な言語、知識は後述
2
1日の学習時間や学習期間が希望と一致するか
1日8時間のがっつり学習したい方や、本務後のスキマ時間に2時間程度学習したい方など様々な状況があると思いますので、 自身のスタイルに合う学習コースが用意されているか、また、それらの期間が希望(就職・転職活動)の期間内に完了できるスケジュール感なのかは確認しましょう。
3
受講形式は自身のスタイルに適しているか
直接対面形式で質問するほうが吸収しやすい、進めやすいと感じる方は対面形式での受講が可能なプログラミングスクールを、立地的にオンラインの方が効率が良い方はオンライン形式での受講が可能なプログラミングスクールを選択しましょう。

4
料金設定(有料無料問わず)に対する納得感があるか
プログラミングスクールは短期間で安価なコースから、長期間で高価なコースまで様々です。また、無料のプログラミングスクールも存在します。まずは、学習時間や学習期間など自身の学習のための費用として納得できるものを選択しましょう。
返金規定のあるプログラミングスクールもありますが、条件をしっかりと確認していないと高額な費用を全て負担しなければならなくなるケースもあります。
05
職種別仕事内容と必要なスキルとは
Web系エンジニア
仕事内容 | WebサイトやWebサービスなど、主にWeb上で利用されるシステム・アプリケーションの設計・開発・運用から保守までを行います。大きくは「フロントエンドエンジニア」と「バックエンドエンジニア」に分類されます。フロントエンドエンジニアは、ユーザーから見える画面側を中心に開発します。画面上の各表示項目のレイアウトや画面操作のための処理を作成します。バックエンドエンジニアは、ユーザーから見えないシステムの仕組みそのものを作成します。サーバーやデータベース、ネットワークといった知識も必要になります。 |
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必要なスキル | フロントエンドエンジニア HTML、CSS、JavaScript、Bootstrap、UI/UXの知識 バックエンドエンジニア Java、Python、PHP、C#、Rubyなどのプログラミング言語、SQL、OS、データベースの知識 |
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組み込み系エンジニア
仕事内容 | 家電製品や電子機器、AV機器、産業用ロボット、IoTセンサーなど独立した機械に組み込まれるシステム・ソフトウェアの設計・開発を行います。 |
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必要なスキル | C、C++、Java、ハードウェアの知識 |
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データサイエンティスト
仕事内容 | 統計学・情報工学などの知見を活用しながら、膨大なデータを整理・分析し、ビジネスの課題解決に必要な知見を導き出します。 |
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必要なスキル | Python、R、SQL、データベースの知識 |
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Webデザイナー
仕事内容 | クライアントの要望に基づいてWebサイトやバナー、LPの作成等の様々な制作物のデザインを手掛けます。見やすく魅力的なデザインにするために配色やロゴの大きさ・位置を考えて、コーディングも行います。 |
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必要なスキル | HTML、CSS、JavaScript、WordPress、Photoshop、Illustrator、AdobeXD |
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上記のように目指す職種ごとに必要なスキルが変わってきます。
目指す職種の業務内容や必要なスキルをしっかり調べて、意味のある学習を行いましょう。
そもそも学習の選択肢として、
プログラミングスクールしかないのでしょうか?
いいえ、“入社して研修を受ける” という選択肢があります。
以下から入社後の研修に関する内容を記載しています。

06
プログラミングスクールと実践的な入社後研修との違いとは
プログラミングスクールは、目指す職種を見据えているとはいえ、一般的な知識・スキルを学習する機関です。
プログラミングスクール卒業後、入社する企業の業務内容によっては、学習した全ての内容を活かすことができるとも限りません。なぜなら、同じ職種名であっても、企業ごとに業務内容の領域・役割が変わってくるからです。
また、就職・転職サポート制度があるといえど、サポート後に自社の社員になるわけでもないため、スキルの習熟度に対する責任感にもばらつきはあることでしょう。
※特に無料プログラミングスクールの場合、卒業生を企業に紹介することで手数料を得るビジネスモデルであることが多いです。投資したコストの回収のため、早く研修を修了させて早く就職させるというサイクルも活発でしょう。不動産や保険にも無料の相談所がありますが、無料には理由があるのです。
一方で、入社後研修はその企業の実務として必要な知識・スキルの学習を中心に行います。
そのため、学習内容として無駄が生まれにくく、企業側としても研修期間終了後は実務を行ってもらうため、より実践的な研修内容に特化することもできます。
また、正社員として入社してもらうため、研修期間といえども対価が得られますし、研修後もしっかりと育てていく責任があります。
入社された方は研修に対して費用を支払う必要もないため、学習にかけるリスクはほぼないと言えますが、実際に未経験でも入社できるのか?という懸念があると思います。
07
未経験でも入社できる?未経験歓迎という企業にも闇はある
結論から言いますと、未経験からでも入社はできます。
未経験歓迎として求人を出す企業は、入社後に充実した研修制度があったり、プロジェクト内でもサポート体制に自信があることが多いです。また、研修期間は企業側にとってもその方への投資期間となるため、それが持続的に可能ということは経営的にも安定していると言えます。ただし、欠員が出てしまった、誰でもいいから入社させたい等の闇が潜んでいるケースもあります。
ここでは、筆者が採用面接の中で転職希望者から直接聞いた実話を記載しています。
採用面接の中でしっかりと実態を確かめることをおすすめします。

闇事例1
研修期間中に家電量販店での販売業務やコールセンター業務などの関係のない業務を任され、研修は定時後や土日で進めるスケジュールだった。
ITに関連のない業務をさせられ、また、研修期間というのは名ばかりでただ自習をするだけのようなスタンスの企業で研修期間中での離職率が高かったとのこと。上記のような業務をさせられるうえに、販売業務で実績が作れないと給与が支払われない企業も。
アルバイトでも給与が支払われるのに無給は信じられないですね・・
闇事例2
業務内容がヘルプデスクやキッティング、運用保守や監視などのロースキル業務が中心で学習したプログラミングを実践できる要素がない。
学習したことの大部分が無駄になってしまいますね・・
闇事例3
SI系企業に入社するも、研修期間なしでプロジェクト参画となり、顧客側から「経験者でしょ?これくらいできるよね?」と思われていてお互いに「え?」となった。
実務経験ない方が研修期間なしでプロジェクト参画というのはリスクだと考えるので、企業側が利益最優先で経歴を詐称して経験者扱いにしていた可能性がある例です。
利益のことしか考えておらず、社員を大切にしない企業の典型ですね・・
08
将来性ある職種ランキング(1位のシステムエンジニアになるためには)
冒頭のコメントにも記載させていただきましたが、AIやIoTの発展に伴い、IT人材は将来性が高いです。
将来性の高さを測る観点はAIにとってかわられない仕事かどうかがポイントだと考えます。
さて、このシステムエンジニアという職種ですが、プログラミング言語の学習だけを行っていてもなることはできません。
システム開発プロジェクトには、開発工程と呼ばれる作業の区分けが存在します。
主に上流工程(システムの要件をヒアリングしてまとめる要件定義や、システムの設計図を作成する設計工程)と、下流工程(設計に基づいてプログラミングを行う製造工程、
作成したシステムの動作確認を行うテスト工程、リリース)に分けられ、運用保守やシステム移行という作業も存在します。
そのため、「プログラミングスクールに通った=システムエンジニアとして働くことができる」ではないのです。
よくIT業界においてもプログラマーとシステムエンジニアが同じような意味合いで表現されることもありますが、
業務の範囲やできることの違いがあります。
エンジニアを始めて最初に任される機会が多い開発工程は、下流工程です。この下流工程を中心に業務を行う職種がプログラマーです。
一方で、この下流工程の経験値に加えて、要件定義や設計工程などの上流工程も一貫して担当することができる職種がシステムエンジニアです。プログラミング言語やフレームワーク、データベース、クラウドなどシステムの環境はプロジェクトごとに異なります。
それらのプロジェクトの中で経験を積み、経験に基づいてエンドユーザーにシステムの機能提案や仕組みの改善提案などを行い、課題解決に繋げることができるようになります。
プログラミングを行う製造工程は作成された設計書に基づいて行う、言わば指示通りに作成する工程のため、AIにとってかわられる可能性は高いです。
そのため、プログラミングの知識(サーバーやネットワークなども)を基にクライアントとシステムの仕様調整ができたり、良い設計書が作成できたりなど、自ら考えて行う仕事ができるようにならなければなりません。

09
業界未経験からでも活躍できるGSIの研修制度とは
GSIでは、新卒採用、業界未経験中途採用も毎年行っております。
文理比率に関しても在籍社員含め、文系出身者のほうが比率が高く70%を占める状況です。
それでなぜ成り立つかというとGSIでは最大4ヵ月間の独自研修カリキュラムを設けているからです。
専属研修講師在籍(全員がエンジニア歴5年以上)、PC貸出、独自の研修Webシステム完備で意欲ある方のサポート体制は万全です。
また、プログラミング以外にも実務で必要なカリキュラムを含んでおり、成果物もソース管理システム上でやりとりするなど実践的です。
研修スケジュールはこちらを参照
あれこれと様々な言語に手を伸ばすのではなく、自社で扱うWeb案件でパフォーマンスを発揮できるよう凝縮した内容としています。
研修のポリシーとして自己解決力を身に着けることに重点を置いており、研修社員から質問があった際、すぐに答えを教えるのではなく、答えにたどり着くようなサポートをしているのでどう調べていけばいいのか、どう考えればいいのか等、技術だけでなくエンジニアとしての振る舞い方も研修します。
研修修了後にはWebエンジニアとしての土台ができている状態ですので、プロジェクトに参画して新しい技術に触れる際にも応用が利きやすいです。もちろん、研修が修了したから一人前という訳ではないので、プロジェクトでは先輩社員がしっかりサポートします。
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まとめ
ここまで、プログラミングスクールと入社後研修にそれぞれ触れてきましたが、
学習期間と費用についても簡単に比較してみたいと思います。
以下に、GSIの最大研修期間の4ヵ月という軸で、プログラミングスクール数社の平均費用を算出した結果を記載しています。
プログラミングスクールを4ヵ月間通うための平均受講費用は約77万円(返金含まず)。
それに対してGSIに入社して研修を受ける場合、
研修期間でも月給20万円を給与として受け取ります。(給与規定は希望勤務地にて確認)
4ヵ月間で支払うはずだった約77万円が消えて、約80万円の給与が発生します。その差、なんと約150万円。
いかにGSIに入社して研修を受けるほうが費用面においてもメリットが多いかお分かりいただけたでしょうか。
現職を継続しながら、転職のために1日2時間でコツコツ長期カリキュラムをこなす方もいると思いますが、長期になればなるほど、現職が忙しくなるなど状況の変化で挫折してしまうリスクも高まります。
そうなった際、返金条件に該当せず、身につくスキルも中途半端、高額な費用も全負担となってしまう最悪なケースに至ってしまいます。

未経験入社者のキャリアモデル

Tさん
医療系の学科を専攻し、医療機関に約5年勤務。
未経験で入社後、3年目にチーフ職、5年目にサブリーダー職に昇格。
研修修了後、会員登録アプリ改修案件でプログラミングやテスト工程を経験。
現在は商社のシステム開発に参画し、顧客との要件・仕様の調整から設計を担当。

Kさん
美容系の学科を専攻し、美容師として約5年勤務。
未経験で入社後、3年目にチーフ職、4年目にサブリーダー職、5年目に課長職に昇格。
研修修了後は、在庫管理システムの開発案件に参画し、現在は金融系のシステム開発に参画。
CI/CDの構築などアプリケーションだけでなく、インフラにも携わっています。

Oさん
土木系の学科を専攻し、土木コンサルタントや営業会社に約5年勤務。
未経験で入社後、5年目に課長職、6年目に部長職に昇格。
研修修了後は、自治体向け人事給与システムの開発案件に参画し、現在は経営者として全体を統括。
実はこちらの方の例です。
上記のようにGSIではしっかりとした教育環境と実績があります。
代表が皆さんと同じ立場だった経験があるため、一番の理解者であることもお分かりいただけるでしょう。
まずはGSIにご興味をもっていただけるようであれば、HPより直接ご応募いただくことも可能です。
ぜひ、会話の中で詳細な情報共有もさせていただきつつ、
あなたのやりたいことをお聞かせいただければと思います!
応募お待ちしております!